■石宮武二、京のいろとかたち  ■美しい風景写真100人展

■フジフィルムスクエア,2020.1.4-3.31
□石宮武二,京のいろとかたち
■作品の前で思わず動けなくなってしまった。 画面構成、色合い質感どれをとっても完璧に近い。 作品28枚の展示だが全てに日常非日常を越えた存在感が宿っている。 久しぶりに写真を観る喜びがやってきた。
ところで近頃の写真展の多くは凝縮感がない。 パチパチ撮って味噌も糞も一緒に展示してしまうからだろう。 写真環境の劇的な変化もある。 素人でも年に数千枚は撮る時代だ。 プロの推敲を欠かさないで欲しい。 展示会の在り方も考えさせられた。
*館サイト、http://fujifilmsquare.jp/detail/20010404.html
□美しい風景写真100人展
■ついでに入る。 どれも銀塩プリントの為か回転寿司屋で回っている鮨を眺めているようだ。 風景と鮨は違うが、鮨100枚を展示しても感動の質は変わらないだろう。 それだけ写真が均一化されてしまっている。
*第15回展
*館サイト、http://fujifilmsquare.jp/photosalon/tokyo/s123/2001040123.html