■DOMANI・明日2020、傷ついた風景の向こうに

■作家:石内都,畠山直哉,米田知子,栗林慧,栗林隆,日高理恵子,宮永愛子,藤岡亜弥,森淳一,若林奮,佐藤雅晴
■国立新美術館,2020.1.11-2.16
■いつものDOMANIと会場雰囲気が違いますね。 キャプションも新人紹介がない。 ・・知っている画家が多い。 「日本博2020」へ参画する特別版らしい。 海外研修を経験した中堅作家を集めてテーマを絞り「20世紀以降に我々が経験した人災や天災で生じた傷痕から時間を経て生まれた作品」を集めたとのことです。
広島・長崎原爆投下、サイパン島玉砕そして東日本大震災、ゴミ問題を9人の作家が取り上げています。 その中で異色なのは栗林親子の昆虫を撮った作品でしょう。 野山で昆虫を接写した映像ですが餌の食べっぷりが豪快です。 昆虫の食事は無関心を装っているが喜びが伝わってくる。 人間と変わりませんね。 一生懸命に生きる昆虫たちのコラボのお陰で他の作家作品がより深く心に響いてきました。
*館サイト、https://www.nact.jp/exhibition_special/2019/domani2020/