■ロイス・ワインバーガー展、見える自然/見えない自然

■ワタリウム美術館,2019.7.13-10.20
■「見える自然」は人間の手を加えていない自然、「見えない自然」とは自然の力を指しているようです。 「手を加えた自然が多くなり自然の力がみえなくなっている」。 ロイス・ワインバーガーは言っています。 この展示会は「自然の力」を取り戻すものです。
彼の文章集が受付で配られる。 作品途中にも彼の言葉が掲げられている。 文章は作品の一部のようです。 これが読み難い。 日本語訳が原因かもしれない。 「読みにくい自然」ですね。
ロイスは除草剤を撒かず街路や線路に雑草を蘇らせる作品などを発表している。 外来種は取り除くのが当たり前としている考えにも一石を投じています。 トリビアル過ぎるのかもしれない。 よくある宗教感がみえないためです。 雑誌を読み終えて、彼の言いたいことが分かるようで分からない。 やはり「見えにくい」展示会でした。
*館サイト、http://www.watarium.co.jp/exhibition/1907lois/index.html