■マリー・アントワネット、美術品が語るフランス王妃の真実

■森アーツセンターギャラリ,2016.10.25-17.2.26
■ヴェルサイユ宮殿所蔵のコレクションはお見事。 それにしても若い女性で場内は大変な熱気ね。
前半は肖像画のオンパレード。 当時は兄弟が多いから名前を覚えるのも大変ね。 15番目の子アントワネットは極めて普通な女の子だった。 そして14才でフランス王太子に嫁ぐ。 勉強嫌いでパリのファッションに目覚めるのは当たり前かも。 乗馬も得意だったみたい。 故郷に居る母はハラハラね。
次には家具や食器類。 宮殿内の浴室、図書室、居間の再現は素晴らしい。 彼女の審美眼は確かだわ。 でもどういう食事をしていたかは分からない。 息抜きができる離宮トリアノンの存在は初めて知ったの。
後半は動乱の革命へ、そして牢獄から死刑台へ。 ここも歴史や政治は抜きで彼女の動向を中心に展開している。 最後までアントワネットに寄り添っていた内容だった。 遺品を通して彼女の真実が見えてくる展示会だったわ。
*展示会サイト、http://www.ntv.co.jp/marie/