■世界遺産ポンペイの壁画展、天空に甦るイタリアの軌跡

■森アーツセンターギャラリー,2016.4.29-7.3
■さっぱりした展示ね。 壁画が会場の壁のように陳列されていて他に何も無いからよ。 しかもポンペイの赤や黄そして青はどれも錆があるけど爽やかさもあるから。 落ち着いた色だけど華麗さも隠れている。 裕福で誠実な生活が垣間見えるようだわ。
教養としてのギリシャ文化は神々に守られているから安定ある精神を宿せる。 ヘレニズム文化も日々を修飾して生活を豊かにしている。 キリスト教時代と違っておおらかさがある。 2千年前のポンペイは室町・桃山の禅宗文化に通ずる美や空間感覚を持っていたと思わない?
会場地図をみると小さな都市なのに大きな浴場が3つもある。 ところでテルマエ・ロマエの2作目はまだ観ていないの。 1作目は面白かったわね。 「プリニウス」も読みたい。 日伊国交樹立150周年記念展。
*館資料、https://macg.roppongihills.com/jp/exhibitions/2016/