■建築・アートがつくりだす新しい環境-これからの”感じ”-

■東京都現代美術館
http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/129/1
■建築家が30人近くも集まると作品は寄せ集めで方向はバラバラに見えてしまうわ。 これが「これからの感じ」なのかしら? ビデオも10本近くあり、しかも最初が原広司の40分ものの禅問答だけどこれでは鑑賞方法が最初から崩れてしまうわね。
SANAAの企画だから「ロレックス・ラーニングセンタ」の模型で始まり映像で終わっているの。 映像はW・ヴェンダースが手がけてるけど広告のような感じ。 「・・私の存在の形は継続的な現前・・」と肯定も否定もしていないところがこの建物の特徴ね。
気に入った作品は「エイト・スプルース・ストリート」。 この目眩は最高ね。 さすがゲーリー。 でも他作品との関係がわからない。
誰のための展示会か?がいつも頭を過ぎるわ。 来るべき「人間性」を求めるにはあらゆる冗長性が必要かもしれないけど、これでは一般客は美術館に来ないわね。