■フェルメールからのラブレター展

■Bunkamura.ザミュージアム,2011.12.23-2012.3.14
■「手紙を書く女と召使」の模造紙のような白い衣装、深みのあるテーブルクロス、床模様は素晴らしいわ。 修復前の「手紙を読む青衣の女」の青ではやっぱりだめよね。 でもフェルメールはどういうわけか感動したことがないの。 いい絵だけど。
手紙と厳格なプロテスタント市民の生活、商業国としての公証人や弁護士の活躍の三つがテーマ。 ほんとうにこのような手紙のやり取りをしていたのかしら? 諺や格言が混じっているようだし市民へのプロテスタントの影響力がわからないと読み誤るかも。
今回は3月の「地理学者」の展示と比較してダイナミックに欠けるわ。 手紙はプライバシーがあるから閉じられた世界になってしまうのも理由かも。 そしてシュテーデル美術館は別格だもんね。 でもこの師走にフェルメールに3点も出会えて幸せよ。 
*館サイト、http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/11_loveletter/index.html