■感じる服考える服、東京ファッションの現在形

■東京オペラシティアートギャラリー
http://www.operacity.jp/ag/exh135/
■ファッションの自由と制約がみえる展示ね。 思ってもみなかった形や色を提示された時の感動ってドキドキして素敵だわ。 次にそれを受け入れる時の葛藤、受け入れた時にやってくる世界の広がりがハッキリとみえるのがファッションの芸術かな。
囚人服をパジャマ化してカラフルにしたような「ミントデザインズ」はこの流れで気に入ったの。 「ソマルタ」はイッセイの光り輝くグレーを引継ぎ魑魅魍魎をした近未来の雰囲気があるわ。 でもイッセイの世界から逃れられない感じね。
「まとふ」の苔や枯木などの自然の無地は日本の美意識にハマり過ぎてるわ。 このような無地の美は裏で考え過ぎでいるから着ていて疲れるとおもうの。 「NAOTO」、「ケイスケカンダ」は世界を絞り込んで見直しをしているけど脱構築にはもう少しかかるわね。
会場は10台のヴィデオがあったけど面白いので全部見てしまった。 これを見ないと各デザイナーの全体像がよくわからないことも確かね。 展示会名と展示内容がピッタリ以上に合致していて気持ちがよかった。