■本城直季(un)real utopia

■東京都写真美術館,2022.3.19-5.15
■本城直季の作品を初めて見た時は衝撃というより不思議な驚きがやってきました。 風景の被写体は模型か? と、見えたからです。 展示されている200点はこの模型方法で撮られている。 「アオリ」と呼ばれる技法らしい。
しかし模型に合わない風景もある。 それは夜景、雪景色、高層建物、細かい複雑な風景、人物が小さすぎる、・・これらは模型が発揮できない。 そしては展示方法でも違いがでます。 作品を壁(垂直)に掛けるより机(水平)などに置いて見るほうが模型が強調される。
世界が不思議な楽しさに染まりますね。 「small planet」の「東京駅」など初期作品が面白い。 昨年末に観た「松江泰治、マキエタCC」も驚きでしたが何度でも言います。 いやー、写真は奥が深い!