■ミケル・バルセロ展 ■水戸部七絵

■東京オペラシティアートギャラリー,2022.1.13-3.25
□ミケル・バルセロ展
■「子供の頃は沢山のタコを捕って遊んだ・・」。 羨ましい! しかも子供時代の母の影響で美術界に進むとは! でも作品に自然賛歌はみえない。 美術学校時代にシュルレアリスムそしてアール・ブリュットに影響を受けた為ですか? ミクストメディアは地そのものが激しいこともある。
彼は1988年からアフリカのマリで制作を初めます。 「・・故郷マジョルカ島にいる時いじょうに大地の接触が身体的である」。 東京に住んでいる者にとってはマジョルカからマリの変化は想像できない。 「小波のうねり」「飽くなき厳格」「恐れと震え」などマジョルカの海は題名に現れている。 その青い海をそのまま白い砂漠へ移した。 白は生と死がより身近にみえる。
彼は陶芸にも興味があるらしい。 手を動かすのが好きなのでしょう。 「大地を描くガラス」は楽しんでいるのが分かる。 こねこねし過ぎてパフォーマンスまで行ってしまった。 「幻影」そして行き着いた先は「パソ・ドブレ」。 振付家ジョセフ・ナジと共演の粘土ねりねり遊びです。 タコ捕りから粘土遊びへ、最高ですね。
□水戸部七絵展
■日本のバルセロですか?