■シダネルとマルタン展

■SOMPO美術館,2022.3.26-6.26
■二人の名前はあまり聞かない。 2012年に当美術館で「シダネル展」が開催されたくらいです。 象徴派からも印象派からも中途半端なため展示会から漏れてしまうのでしょう。
会場で名前を隠すとどちらの絵なのか指摘できない。 技法も多彩です。 19世紀末フランスの何人かの画家を思い出させる画風です。 時系列の変化が激しかったともいえる。 マルタンは壁画にも手を出していますね。 「ここに私の後継者がいる」とシャヴァンヌに言わせている。 裕福になった頃の二人の作品はつまらない。 金儲けに忙しかったのでしょうか? それも一段落して、余裕ができた晩年は「北のシダネル」「南のマルタン」として無事に収まっていました。