■風景画のはじまり、コローから印象派へ

■SOMPO美術館,20201.6.25-9.12
■当美術館では2017年に「ランス美術館展」を開催している。 ランス第二弾ということかしら? でも2019年の「ドービニー展」もランス美術館蔵品が多かった。 しかも副題は「バルビゾン派から印象派への架け橋」。 今回と副題が似ている。 これを含めると第三弾かもね。
1章はコローで一杯よ。 コローの絵は安心できる。 その理由が分かった。 それは木々をいじくりまわすから。 日本庭園に近づくので安定=安心に繋がるのかもしれない。 2章は「バルビゾン派」。 ルソーが1枚あったけど気に入る。 動物画家の存在も知る。 でも日本のように動物を凝視するような描き方ではない。 風景の一部に徹するのかな? 3章は「版画家の誕生」。 当時の版画は写真と同じね。 後代の画家にとっては版画から先代の情報を得るの。 4章は「ブータン」。 7枚構成だけど港が多い。 海が入ると風景が広がる。 海無しバルビゾンに対抗して1章を割いたのね。 5章は「印象主義の展開」。 ルノワール、シスレー、ピサロまで来ると流石に明るい。
今日も東京は暑かった。 涼むには最適な内容だったわよ。
*ランス美術館コレクション展