■百年の編み手たちー流動する日本の近現代美術ー  ■ただいま/はじめまして

■東京都現代美術館,2019.3.29-6.16
□百年の編み手たち
■リニューアル記念展なの。 でもどこが一新されたのかわからない。 この美術館は3階から1階、地下1階に分かれていて使い難い。 上野の都美術館も同じような構造にみえる。 これはリニューアルで直せない。
百年網羅のため最初は近代美術館の記念展にみえてしまった。 先ず足が止まったのは2章「震災前後」の中原實と牧野虎雄。 この二人は3章「リアルのゆくえ」4章「戦中戦後」にも登場するから前半の中心人物のようね。 それにしても2階の狭い部屋まで展示に使うとは・・。 靉光、松本俊介、梅原龍三郎、国吉康雄、岡本太郎など知名画家も時々顔を出すの。 1章「1914年」はもち岸田劉生よ。
5章「アンフォルメル」までは通時で6章あたりから共時で分散するようね? 以降は環境や資源、媒体、言葉、都市や国際などで章分けしていくからコンガラカル。 山口勝弘、横尾忠則、岡崎乾二郎・・。 ウォーホルが登場するとは!? 森村泰昌、大竹伸朗、村上隆・・。 これだけあると映像は最後まで見る気がしない。 ・・。 14章「流動する現代」は松江泰治の無機質な東京風景で終わる。 でもこういう写真って好きなのよ。 100年の編みものをみるのは体力勝負ね。
*東京都現代美術館リニューアル・オープン記念
*館サイト、https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/2019/weavers-of-worlds/
□ただいま/はじめまして
■これは面白い。 約30人の作家が登場する新収蔵作品展なの。 小粒だけど気に入った作品が多い。 「百年の編み手」で疲れてしまった脳味噌を回復できたわよ。 
*館サイト、https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/2019/pleased-to-meet-you/
*追記・・夕刊に当館記念展の記事が載っていたけど、リニューアルの一つとして子供図書室を新設したらしい。 そういえば子供連れ客が多かったことを思い出した。 あと木場公園との連携も強化されたのは嬉しいわね。 見晴らしが良くなった。 レストランも一新。 展名の「編む」は「編集」にかけていたことも分かった。 なるほど。