■琳派-俵屋宗達から田中一光へ-

■山種美術館,2018.5.12-7.8
■琳派と言えば俵屋宗達・尾形光琳・酒井抱一そして鈴木其一や神坂雪佳の名が浮かぶが、影響を受けた画家として速水御舟・菱田春草・福田平八郎・加山又造なども展示され、それを田中一光にまで延ばしています。 影響は計り知れないと言うことですね。
館所蔵展なので時々出会う作品が多い。 でもその日の心身状態で気に入る絵が毎回違ってくる。 今回は酒井抱一のちょっと物足りない空間が心地好く感じました。 俵屋宗達「槙楓図」はどこが修復されたのか分かりませんが、ズッシリとした錆びた落ち着きがあります。 いいですね。 田中一光のポスターは近代美術館所蔵で6枚ほど展示されています。 琳派展示会の宣伝ポスターにみえる。 田中は言っています。 「・・(琳派は)危険な世界である。 誘惑を持って迫って来る」。 誰もが誘惑されそうです。
*館サイト、http://www.yamatane-museum.jp/exh/2018/rimpa.html