■ジョルジュ・ブラック展、絵画から立体への変容-メタモルフォーシス-

■パナソニック汐留ミュージアム,2018.4.28-6.24
■ピカソより地味なブラックは実はよく知らなかった。 で、メタモルフォーシスと言われてもピンとこないわね。 1章のグワッシュをみてもその方向がみえない。 2章以降に入ってやっと装飾芸術への移行を指していることがわかるの。 それはジュエリーよ。 約30点のブローチ・指輪・ペンダント・ネツクレスが展示してある。 気に入ったのが十数点はある。 アンドレ・マルローが「ブラック芸術の最高峰」と言ったのは略正解ね。 そして陶器や彫刻を含めてブラックが言う立体とはレリーフを指しているのが分かる。 家業である室内装飾の影響かしら? 絵画世界でピカソの毒気にやられてしまったのよ、きっと。 それで装飾へ向かったのだとおもう。 再び少年時代へ。 作品を見た限りこの予想は結構正解かな? ブラックの新一面を知ったり想像したり楽しい展示会だった。