■ルドン-秘密の花園-
■三菱一号館美術館,2018.2.8-5.20
■常設作品「グラン・ブーケ」のキャプションにあるドムシー男爵の名前は今まで目に入らなかった。 この解説文章が今回やっと脳味噌に刻み込まれました。 花瓶を青にしたのもドムシー家食堂全体をルドンは意識したのでしょう。 その食堂の「黄色い背景の樹」の黄金色は暖かみがある。 しかも綿のような感触をしている。 これでドムシー男爵の食事は楽しくなったはずです。 食欲が進んだかどうかは分かりません。 「人物」が描かれている数枚はボナールを一瞬思い出させてくれる。 食堂装飾でルドンにまた一歩近づけました。
食堂以外にも目に留まった作品は多くありました。 「オジーヴの中の横顔」の澄み切った青緑などです。 ルドンの宇宙に繋がる空の青をみるとハッと目が活き返ります。 視覚する喜びを教えてくれる。
「ルドンは象徴主義のマラルメだ」とモーリス・ドニが言っていますが「動機を与えるだけ」の彼の作品はいつも謎が残ります。 これが作品を面白くもしている。 ルドンの何とも言えない混ざり合った色を楽しめる展示会でした。
*展示会サイト、http://mimt.jp/redon/
食堂以外にも目に留まった作品は多くありました。 「オジーヴの中の横顔」の澄み切った青緑などです。 ルドンの宇宙に繋がる空の青をみるとハッと目が活き返ります。 視覚する喜びを教えてくれる。
「ルドンは象徴主義のマラルメだ」とモーリス・ドニが言っていますが「動機を与えるだけ」の彼の作品はいつも謎が残ります。 これが作品を面白くもしている。 ルドンの何とも言えない混ざり合った色を楽しめる展示会でした。
*展示会サイト、http://mimt.jp/redon/