■谷川俊太郎展  ■なつかしき  ■宮本穂曇

■東京オペラシティ・アートギャラリー,2018.1.13-3.25
■谷川俊太郎展
■谷川俊太郎の詩に接するのは近頃では新聞に載ったときくらいでしょう。 でも「二十億光年の孤独」を読んだ時のことは覚えています。 詩人の日常は想像したことがない。 普通の人と変わりないはずですが。
会場を歩きながら・・。 やはり書簡に足が止まります。 あの有名人はこんな字を書くのか!とか。 それと友人知人との写真です。 一緒にいるのはあの有名人か!とか。 最後にモノです。 ラジオをこんなに持っている!とか。 こんな映画に感動したのか!とか。 ただし詩が印刷されていても会場装飾のようでまず読まない。
彼の履歴が廊下一杯に貼ってあった。 面白いのは1950年代迄です。 軽井沢で遊んだこと、どこの小学校に通ったのかなどです。 でも作品をどんどん発表しだした60年代以降はさっと目を通しただけです。 詩と同じように読まない。 詩人の展示会は詩から離れるほど面白い。
*館サイト、https://www.operacity.jp/ag/exh205/
■なつかしき
■二川幸夫の写真、芝康弘の絵画、川瀬巴水の版画の3人展です。 しかしどれも懐かしさはありません。 二川幸夫の家々や風景は学術的すぎます。 芝康弘はどこか現代的です、上手く言えませんが。 そして川瀬巴水は懐かしさを通り過ぎて過去の風景が広がっている。 でも二川幸夫の何枚かはなつかしさを感じます。 それは稲穂の揺れ、白黒ですが空の青さにです。
*館サイト、https://www.operacity.jp/ag/exh206.php
■宮本穂曇
*館サイト、https://www.operacity.jp/ag/exh207.php