■写真都市展-ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち-

■ディレクター:伊東俊治,会場構成:中原崇志,グラフィックデザイン:刈谷悠三,角田奈央
■2121デザインサイト,2018.2.23-6.10
■ウィリアム・クラインは映画監督だと思っていました。 このブログにも「イン&アウト・オブ・ファッション」を投稿している。 でも「ベトナムから遠く離れて」のアラン・レネやJ・L=ゴダールのような有名監督には見えない。 そして彼を写真家として作品をまとめて見たことがない。 
都市と<積極的>に生きる人間をクラインは描いている。 積極的というのは都市から滲み出ている物事を良し悪しは別としても受け入れることを言います。 もう一歩踏み込んだ都市生活をしないとこの滲みはみえてこない。 都市を受け入れる人々の面白さが彼の作品にはある。
「22世紀を生きる」は刺激的な副題ですね。 人生八十数年だと22世紀を生きる人が既にこの世に生まれている・・。 今回は11人の写真家が登場します。 クラインとは切り口が違う作家もいる。 似ているのは水島貴大の東京大田区の人々の作品でしょう。 でも人々に余裕がないのは都市の余裕が無くなったからだとおもいます。 気に入ったのは沈昭良の台湾綜芸団の作品群です。 トラックの荷台を展開するとそのまま舞台に変わりそこで歌や踊りが行われる。 ビデオ作品もあったので状況がよく分かりました。
でもクラインの20世紀都市は殆んど見えない。 情報化された都市社会は人々の表面にはハッキリと現れないからでしょうか?
*美術館、http://www.2121designsight.jp/program/new_planet_photo_city/
■thinking tools,2018.3.3-4.8
■コントリビューション:クリストフ・ニーマン
■ドイツのペンブランド、ラミー(LAMY)のペン構想・誕生、出荷までの紹介展です。
*館サイト、http://www.2121designsight.jp/gallery3/thinking_tools/