■en[縁]:アート・オブ・ネクサス

■監修:山名善之
■ギャラリー間,2018.1.24-3.18
■ヴェネチア・ビエンナーレ建築展の日本館を帰国展としてまとめた展示会。 「人の縁」「モノの縁」「地域の縁」の三つの縁がテーマなの。 会場で先ず目に入るのはシェアハウス。 具現化しやすいからだとおもう。 厨房や食堂、居間やトイレなどを一緒に使う、アパートなのに食堂だけある、ラウンジバーを設ける等々、どこをどこまで粗密にするかで案がバラける。 且つモノや地域を有機的に結び付けていく。
背景として現代社会の人間関係が大きく動いているからよ。 少子化と高齢化が加わった家族構成の変化も大きい。 監修担当は日本家族の再発見も考えているようね。    
「大きな理想や革命を目指すわけでもない・・。 個々の具体から生活の質を改善、課題を丁寧に見つけ出し・・。 ブリコラージュ的様相を示したい・・。」とあったけど、人それぞれの生活習慣態度が違うから機能をダイナミックに選択できるようにしたい。 縁を深めていくと泥臭くなるから大変ね。 <建築からみた縁>だけなら<いいとこ取り>ができると思う。
*第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館帰国展
*館サイト、https://jp.toto.com/gallerma/ex180124/index.htm
*2018.3.25追記。 「ネットカフェ難民」をテレビニュースで見たけど、そこそこの収入が有るにもかかわらず難民ではなくて遂に住民になってしまったのね。
*日テレNEWSサイト、http://www.news24.jp/articles/2018/03/24/07388838.html