■黄金のファラオと大ピラミッド展、国立カイロ博物館所蔵

■森アーツセンターギャラリ,2015.10.16-2016.1.3
■場内解説が分かり易いので全てを読みながら進みました。 中高生向きですが大人も楽しめます。
何故に古王国時代に短期間で文明を築けたのか? それは国民が死を恐れなかったからです。 ピラミッド建設も国民自身が汗を流した。 これでファラオと共に死の世界で再び生きていくことができると彼らは信じていたからです。 人間にとって「再生できる」ほど心強い言葉はありません。 そして特筆に値しますが当時奴隷はいなかった。 日常生活はパンやビールもありナイル川の恩恵が行き届いていた。 また外では男、ウチでは女が権力を握っている男女平等が徹底されていた。 このようなことが展示品を通して具体的に体感できるのが素晴らしい。 監修者吉村作治のエンターテインメントある上手さが出ているのでしょう。  大晦日午前中に「五百羅漢図」、昼食を取り午後にこの「ファラオとピラミッド」で今年の見納めです。
*主催者サイト、http://www.tbs.co.jp/pharaoh-egypt/