■英国の夢、ラファエル前派展  ■Tiles、一枚の奥ゆき幾千の煌めき

■英国の夢,ラファエル前派展
■Bunkamura・ミュージアム,2015.12.22-2016.3.6
■百貨店系美術館は年末が空いて正月が混むから買い物ついでに寄り道してきたの。 リバプール美術館とは三つの美術館の総称らしい。 どの館も企業家が作ったようね。
前派結成者の一人であるミレイが最初に並んでいるから直ぐに英国の夢の中に入っていける。 芝居の場面をみているようだわ。 二人目のロッセティは二枚だけど余裕ね。 三人目のハントは記憶にない。 しかも「イタリア人の子ども」1枚だけよ。
他に気に入った画家はタデマかな。 4枚の油彩は緻密で目が止まってしまった。 それとバーン=ジョーンズの「フラジオレットを吹く天使」「レバノンの花嫁」はどちらも水彩画だけど素敵ね。
「自然に忠実」はわかるけど生気の宿っていない植物をみれば象徴主義などに傾いていったのはわかる。 でも前派の物語と色に十二分に浸れたのは今年最後の展示会として最高だったわ。
2014年「ラファエル前派展」
*館サイト、http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/15_raffaello/
■Tiles,一枚の奥ゆき幾千の煌めき
■Bunkamura・ギャラリ,2015.12.26-2016.1.6
■タイルというとオリエントやナポリを思い出してしまう。 タイルのある家は落ち着くし生活の豊かさがある。 でも近頃は見かけない。 今やタイルは美術品に近いのかもしれない。 この展示はLIXILの企画で実際に古いタイルを再現しているところがいい。 やはりタイルは物質感が大切なの。 触覚でみるものだとおもう。 ジオ・ポンティの紹介は図書を含めて楽しかったわ。
*館サイト、http://www.bunkamura.co.jp/gallery/exhibition/151226tiles.html