■アルマーニ

■監督:ジュリアン・オーザンヌ
■アルマーニ帝国の頂に立つジョルジオ・アルマーニの素顔を追うドキュメンタリーなの。 無彩色のピュアでシンプルなコレクションを思い浮かべるけど、繊細で内省的な面もあるのよね。 作品がそのままアルマーニ自身の内側を語っている。 彼はシャイな性格なのよ。 紳士服というのは普遍化を目指すでしょ。 完璧主義者アルマーニはこの目指す方向がブレナイ。
映画界に近づいたことが彼の成功だったようね。 A・シュワルツェネッガ、J・レノ、S・ローレンの顔も見えたけど映画スターが着れば文句なし。
休みを取らず働き過ぎのようだけど、島の別荘に毎年1ヶ月間引き籠るのが再生の秘密だったのね。 よくわかる。 でも将来の帝国をどうするのか?悩んでいる。 彼は孤独なの。 近頃はホテル経営まで乗り出しているようだけどだいじょうぶかしら? この映画をみて森美術館のアルマーニ展(*1)が素晴らしかったのを思い出したわ。 2000年作品。
*1、2005年「アルマーニ展」
*写真、http://ecx.images-amazon.com/images/I/41bTEIRWnSL.jpg