■オットークンツリ展

■東京都庭園美術館,2015.10.10-12.27
■クンツリのジュエリーはゴッツイわね!? 日本人が付けるとブラサゲテイルように見える。 でもクンツリが赤いハートを胸にしているチラシをみると似合っている。 ギリギリで彼女の身体に納まっている。 精神的・社会的な関係までジュエリーが求めるからだとおもう。 この延長で考えさせられた作品があるの。 それはブローチやペンダントを付けた掛け軸。 とても新鮮にみえたわ。 そして本物のアメリカ国旗を少しだけ見せる作品、「おはようアメリカ」。 タイトルもいいわね。 アボリジニの顔写真が首飾りの平ビーズに貼られている「オーストラリア日記」。 一つ一つ違う顔を日記帖を捲るように見ていくの。 でも多くの作品は古臭い感じがする。
今回は作品が小さいので美術館内の細かいところに目が届いたわ。 書庫は初めて入ったし各部屋の窓枠や取っ手もジックリ見ることができた。 中庭に四角いプールのような池があるでしょ? そこに鷺が来ていて鯉を狙っているの。 ウーン、飛んでいっちゃった! ここは自然教育園の中だから鳥や虫が沢山いるのよ。 でも新館は教育園の自然を無視している。 ここから見る庭も芝生ばかりで最悪の景色ね。 避難場所かもしれないけれど、もっと良いデザインに出来たはずよ。
*館サイト、http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/151010-1227_kunzli.html