■シャルロット・ペリアンと日本

■目黒区美術館,2012.4.14-6.10
■ペリアンはコルビュジエに出会う前からコルビュジエ風だったのよ。 子供時代にガランとした室内が気に入っていたことからもわかる。 コルビュジエはスッキリが一番だから。
でもペリアンは女の眼を通してリビングやキッチンを見てしまったの。 だからコルビュジエよりバウハウスに近づいてしまった。 物を無くするより物を沢山持ってそれを隠そうとしたのよ。 それは当時の社会から支持されたはず。
ペリアンと日本で関わった人々の話や写真はとても面白かったわ。 グローバル化以前の暖かさがみえる。 当時は人を通して物と情報が繋がっていたからよ。
この展示会は神奈川近美からの巡回だけど、解説や作品の陳列方法をみると大学生の卒業研究のような会場ね。 だから時間をかけて観る必要がある。 このような展示会には閑人しか来ないから救われるけど、悪いのは神奈川近美ね。
*館サイト、http://mmat.jp/exhibition/archives/ex120414