■フランダースの光-ベルギーの美しき村を描いて-

■BUNKAMURAザ・ミュージアム、2010.09.04-10.24
■会場で出迎えてくれたアベールの絵を見た途端深遠な感覚に襲われてしまいました。 風景画でこのような体感は初めてです。 これが象徴主義だ、と説明にありました。 次のサードレールもアベールほどではありませんが何かひきつけられます。 しかし長く見ていると飽きます。 人物の描かれていない象徴主義絵画の限界でしょうか。 印象主義画家ではエミール・クラウスの草木の光輝く黄金色が会場を圧倒しています。 コクのあるビールを飲んでいるようです。 児島虎次郎がこのような絵を描いている理由が今わかりました。 当時彼はベルギーへ行っていたのです。  表現主義らしき絵もありましたがたいしたことはありません。 アベール、サードレール、クラウスの3人の絵に出会えただけで満足です。