■陰影礼讃

■国立新美術館、2010.09.08-10.18
■写真展だと思いきや絵画・版画・ビデオなどあらゆる作品が展示されていました。 タイトルを意識して観はじめたのですが直ぐに忘れてしまいます。 普通に陰影は存在するものですから。
会場は4章にまとめられていますがテーマと作品を強引に結び付けようとしている感じもします。 速水御舟の「秋茄子・・」は初めて見たのですが記憶に残りました。 ユージン・スミス「楽園への歩み」は子供時代のワクワクした感じと未知への不安があるすばらしい写真です。 ヴォディチコのビデオ「もし不審なものをみかけたら・・」は曇りガラスの後ろに実人物が居て会話をしているようで面白い作品です。
全体をふり返ると陰影は陰に隠れてしまい作品だけを鍋の中でごった煮にしたような展示会にみえました。