■ドガ展

■横浜美術館,2010.9.18-12.31
■ドガが裕福な家庭の出身、法律から絵画への転向、アングルへの信奉、眼の悪化など・・今回の展示会で知りました。  特に室内でのパステル画や写真は眼病と無関係ではありません。 しかしこのような知識をたくさん持ったからといって絵を見るのが楽しくなるとは限りません。 「落馬した騎手」の馬は固い筋肉が跳ねるような感じで観ても心が躍動します。 「湯浴みする女」「スポンジで背中・・」「浴語の朝食」などのパステル画は時空を巻き込んだデッサン力のある人物を描いていてさすがだとおもいます。
写真を見て描いたという絵は残念ながら写真のほうがすばらしいです。 しかしバレエ画が良いとは思いません。 特に手の動きに踊りの魂が入っていません。 ドガは1週間もあれこれ考えてしまう画家ではありません。「あっ!ドガだ・・。」という画家です。