■ウフィツィ美術館自画像コレクション

■損保ジャパン東郷青児美術館,2010.9.11-11.14
■「ヴァザーリの回廊と自画像コレクション」がウフィツィからのタイトルです。 回廊に自画像が埋め尽くされている写真が展示されており目が釘付けになります。 美術館が現在も精力的に自画像を収集していたとは知りませんでした。 展示は期待以上でした。 鼻しか描いていない作品やイニシャル文字だけの作品など画家の性格が出ていて飽きません。 印象派画家が少ないのがまた清々していていいですね。 エリザベート・シャプラン「緑の傘を手にした自画像」の光を色彩に変換している作品に感心しました。 新たに美術館に保管される日本人画家、草間彌生・横尾忠則・杉本博司の自画像も展示されています。 この中で本物のメガネのフレームを回りに配置して眼鏡の光で目が見難くなっている無色彩の杉本博司の自画像はサプライズです。 ウフィツィ美術館がまた少し近づいてきた展示会でした。
*館サイト、http://www.sjnk-museum.org/program/past/325.html