■クリストとジャンヌ=クロード、包まれた凱旋門

■2121デザインサイト,2022.6.13-2023.2.12
■パリの凱旋門を布ですっぽり覆ってしまう・・! ほぼ映像展です。 すべてを観ると2時間かかる。 大画面で「設計」「実装」「完成」の各フェーズの記録を、中画面で「担当者へのインタビュー」、小画面で「プロジェクト総括」の計5画面で構成されている。
最初に門の構造調査から骨組みの構成、布や綱の強度、水や煙の通気性などなどを設計・実験していく。 実装では数十人もの作業員がロッククライミングのようにして門を包み込んでいく。 そして完成後は観客や街の光景を映し出す・・。
インタビューでは「銀色の布がパリの風景に合う」こと、「いかに門の形を表現できるかに腐心した」ことが語られます。 門が彫刻のようにみえる。 「布で隠すと根本的な形が現れる」からです。 「クリストは未来に目を向けた力強い思想の持主」「現実に根差していないと作品は作れない」。 このような人物です。 昨年にドキュメンタリー「ウォーキング・オン・ウォーター」を観ているが、今回は作品が街の中に造られたことで社会へのインパクトは十二分にあります。 但し行政との調整や法律問題などは省いていましたね。 展示会だからでしょう。
*「ブログ検索🔎」に入れる語句は、クリスト ・・検索結果は4展示.