■ルートヴィヒ美術館展、20世紀美術の軌跡

■国立新美術館,2022.6.29-9.26
■「発見!ナチス略奪絵画執念のスクープの舞台裏」をテレビで観た直後に乃木坂へ行ったのだが、そこには「市民が創った珠玉のコレクシヨン」が展示されていた。
しかも「ブリュッケ」「青騎士」から始まる20世紀初頭のドイツ絵画が並んでいて久しぶりに堪能できた。 線も色も力強く激動の世紀の幕開けに相応しい。 次に「ロシア・アヴァンギャルド」が続き流れとしては申し分ない。 当時のロシアは活き活きしていたのにウクライナ侵攻を重ねると複雑な気分だ。
副題「20世紀美術の軌跡」にもあるように後半は「シュルレアリスム」「ポップ・アート」「1960年代」「1970年代」と続く・・。 しかし時代が上るにつれて感動は徐々に薄れていく。
ルートヴィヒ美術館展はいつも100年間をだらだらと展示するが、100年前に的を絞ったほうが今回は集中できたと思う。