■狐の嫁いり、澤田知子  ■永遠の日本、白川義員

■東京都写真美術館,2021.3.2-5.9
□狐の嫁いり
■証明写真をみるとある種の感慨や緊張が感じられる。 試験、免許、入社、パスポート・・・。 会場には証明写真で一杯! でも証明写真ではなくて人物写真と呼ぶらしい。 ポートレイトね。 よーく見ると証明写真にもみえる。 それは「化かしているから」。 どちらの写真も騙す要素が入っているからよ。 だから狐の嫁入りになるのね。 うふふ・・。
□永遠の日本
■これは引き延ばし過ぎかしら!? 感動しないのは粒子が粗いから? 赤、桃、黄に輝く山々は荘厳さが漂う。 でも抽象画を見ているような錯覚にも陥る。 大判にしても迫ってくるとは限らない。 ポスターを見ているような感じかな?  作品は外国では売れたらしい。 山々の色に感動したからよ。 日本には火山はあるし、雪も多いし、四季もある。 山岳信仰も残る。 そこに朝日や夕日を被せるのはよくあること。 「永遠の日本」は自然と信仰から来ていたのね。