■琳派と印象派、東西都市文化が生んだ美術

■アーティゾン美術館,2020.11.14-2021.1.24
■会場に入り琳派を何点かみたあとに印象派が数枚あった。 その時の違和感は尋常ではない。 ピサロやユトリロがまるで<雑音>に見えてしまった。 此れ程まで琳派が強いのか! 印象派が内包する太陽の光こそ雑音の王者だから? 次章は琳派で固めてあったので十二分に楽しめた。 そして再び交互に作品が展示されていたが、いつもの印象派に溶け込めない。 しかも前半に琳派、後半に印象派が占めていたので尻すぼみに感じた。
「都市文化」の違いと言えなくもない、が・・。 食合禁(食べ合わせ)があるように絵画にも観合禁が有るのかもしれない。
■久留米をめぐる画家たち、青木繁・坂本繁二郎・古賀春江とその時代
■新館でみる常設展はどうも落ち着かない。 旧館と比べて照明が明るすぎる? 天井も高くなり目に飛び込む白色が過剰な為かもしれない。