■画家が見たこども展 ゴッホ、ボナール、ヴュイヤール、ドニ、ヴァロットン

■三菱一号館美術館,2020.2.15-9.22
■「ナビ派が見たこども展」ですね。 この美術館はナビ派が多い。 親密さ、その延長にいる子供の絵は作品寸法も小さいので当館の部屋構造に合っている。 「オルセーのナビ派展」(2017年)の裏通りを歩いている感じです。
会場に入るとナビ派の誕生にかかわったゴーガンが出迎えてくれます。 ゴッホもいますね。 「路上」「散策」「都市」「公園」「家族」「庭」をタイトルに入れての日常の小作品が続く。 そこにヴァロットンの即物的表現を含めて都市市民の裕福さが感じられる。 エピローグの「永遠の子ども時代」のボナールは見応えがありました。
結局はボナールとドニが残った展開でした。 当展示会はボナール美術館が主催ですし、ドニは子沢山だったのが理由(?)でしょう。
*開館10周年記念展