■平田晃久展-Discovering Newー

■TOTOギャラリー・間,2018.5.24-7.15
■若手建築家の作品はどれも似たようにみえてしまう。 模型の展示方法も同じです。 家と木々の関係などは「藤井壮介展」をより進めた感じですね。
映像は「Tree-ness House」と「太田市美術館・図書館」の最新2作品です。 前者は窓や通路に木々を植え生活と一体化を計っていますが狭ッ苦しい。 曲がりくねっていて歩くのにやっとです。 後者は公共施設の為まだ余裕があります。 でも部屋や通路の周囲に使えない余白が目立つ。 図書館の本棚も乱れ置きのため探すのに苦労するでしょう。 しかし躍動感が持てるのは確かです。 身体との一体感です。
彼は建築も生物種に含まれると言っています。 たぶん生物と同じ目線で建築を考えている。 多様関係の重視と生態系への拡張です。 時代の一つの正解にみえる。
しかし二つの映像をみて空間がチープ(=安っぽい)な感じがしました。 この複雑な狭さから逃げたい! 関係重視も良いのですが、関係逃避も有りです。 何もない空間に居たい。 ウサギ小屋住人からの意見でした。
*館サイト、https://jp.toto.com/gallerma/ex180524/index.htm