■神聖ローマ帝国皇帝ルドルフ2世の驚異の世界展

■Bunkamura・ザミュージアム,2018.1.6-3.11
■昨年の「アルチンボルド展」は強く印象に残ったことを覚えている。 アルチンボルドを通してルドルフ2世がどのような人物か?ハッキリと見えたからである。 今回はルドルフ本人の展示会だからその先へ行けるのかと期待したが、残念ながら外れた。
展示されている作品をみてもルドルフの世界観が断片的にしか見えない。 作家たちはルドルフから命じられた内容を描いているだけにみえる。 アルチンボルドのようなディレクター能力が無いのかもしれない。 それをただ並べていてはルドルフから遠ざかるだけである。 「驚異の部屋」の圧倒的迫力を会場で体感できたら最高だったのだが・・。
*館サイト、http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/18_rudolf/