■アピチャッポン・ウィーラセタクン、亡霊たち ■東京・TOKYO ■日本の新進作家vol.13

■東京都写真美術館,-2017.1.29
■東京・TOKYO
■コレクション展のため過去にみている作品が多い。 楢橋朝子は、・・近美でみたのを微かに記憶している。 「KISARAZU」「MAKUHARI」「ODAIBA」「HAKKEIJIMA」は海すれすれからみた湾沿いの風景で巧い。 北京やソウルの人と仕事をしたことがあるけど、彼らは東京が湾港都市だと強く意識しているの。 東京人はこれを忘れてしまう。 彼女の4点をみて忘れていたことを思い出した。 それは海面から見た東京だから。
*館サイト、https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-2570.html
■東京・TOKYO,新進作家vol.13
■新進作家6人の作品展。 キャノンギャラリ品川で知った佐藤信太郎だけで、あとの5人は初めてかも。 田代一倫は仕事中の人にカメラを向けて作品にするけど業種が限定されてしまうから方法は面白いけど広がりが無い。 野村恵子は女性の心と体に迫っていて心臓の鼓動と血液の生暖かさが伝わってくる。 対して小島康敬は東京の無機質な風景が異様にも感じる。 中藤毅彦と元田敬三は白黒の荒粒子の東京裏通りを描いて、しかも後者は文章も面白い。 でも昔から続いているテーマで古臭いのはしょうがない。 6人集まってやっと一つの東京が見えてくるわね。 やっぱ東京はメガシティだとおもう。  
*館サイト、https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-2568.html
■アピチャッポン・ウィーラセタクン,亡霊たち
■多くが映像作品だけど一目見てこれはイケルと感じたの。 映像の中に沢山の大事なものが現れていたから。 例えば南アジアが持っている時間感覚や、青春の断片や、人は生き物の一つでしかないと感じることなどをね。
実は彼の作品は観たことがない。 「ブンミおじさんの森」など多くが映画祭で評価されたのは聞いていたけど、映画はいつでもみれるのでついつい後回しになってしまう。 でもこの展示をみてこれは外せないとおもった。 美術館に行く理由の一つは、このように再発見に繋がることがあるからよ。
*館サイト、https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-2572.html