■トラフ展、インサイド・アウト

■ギャラリー間,2016.10.15-12.11
■百円ショップで買ったモノをばら撒いたような場内ですね。 最初は目の焦点が合いませんでした。 スモール&カラフルな為でしょう。 そこにチープさも入ります。 「視点を変えると見えてくる」とキャッチフレーズにありましたが、一つ一つ見つめると見えてきた。 「プロダクト(小物製品)はどこで誰に使われているかも分からない」。 このカタカナ3語を持ったモノの特長ですね。
陳列物の間を模型電車が走っています。 これにカメラを取り付けた録画を2階で上映していたが、この手の映像は見ていても飽きない。 電車に乗っている気分になるからです。 「都市>建築>インテリア>家具>モノのヒエラルキーを壊したい」と言っている一つの具体例が映像に現れています。 不等号を逆転させた何かが現れるような楽しさがあります。 プロダクトの合間をぬって走るとき製品説明も入る。 この映像を充実させたら一つの作品として成り立つでしょう。 ひさしぶりに目が喜びました。
*館サイト、http://www.toto.co.jp/gallerma/ex161015/index.htm