■ダリ展

■国立新美術館,2016.9.14-12.12
■ふだん見ることのない初期と晩年の作品が会場を厚く熱くさせているわね。 入口近くに並んでいた作品「巻髪の少女」「少女の後ろ姿」はダリの核心が描かれていると直感したの。 あの青い空、女髪の匂い、・・後ろ姿。 男の意識は22歳前後に固定してその後は一生変わらないって言うじゃない。 彼はこの2枚から逃げられない。 
「デスティーノ」は初めてだけどディズニー作品の真面目さがでている。 目が飛び出ている自画像はナイフで切られる「アンダルシアの犬」に繋がる。 それにしても晩年はゴチャマゼね。 これは彼が完璧と格闘していた証拠かもしれない。
ダリは海老とチーズが好きだったらしい。 作品によく登場していた目玉焼もきっとそう。 ダリ・エビ・チーズ・メダマヤキ。 うん、シュールな組み合わせだわ。
「世界が愛した芸術家ダリの超現実的な人生」「ダリ,科学を追い求めた生涯」(2015年)
*展示会サイト、http://salvador-dali.jp/