■世界報道写真展2016、沈黙が語る瞬間

■東京都写真美術館,2016.9.3-10.23
■シリアなどから欧州へ逃げていく難民の作品が20%を占めている。 新聞やテレビとは違いこのように難民一人ひとりをじっくり見ると問題が切実に思えてくる。 写真をみて思い出したのがネパール大地震、天津港コンテナ置場爆発事故の二点。 長期取材の部は初めて聞いたが米軍女性への性的暴行の頻発は軍組織の本質を浮彫にしている。 チベット仏教徒が集まるラルンガル街遠景、セネガル相撲、南極大陸科学保全地区は写真をみる楽しさがある。
ところで館の内装が新しくなっていた。 すっきりしてしまい事務的で物足りない。 以前の内装は凝っていて気に入っていたのだが・・。
「世界報道写真展2015」
*館サイト、https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-2580.html