■メアリー・カサット展、印象派を代表する女性画家

■横浜美術館,2016.6.25-9.11
■名前と数枚の作品は知っていたけど詳しくはない。 日本では35年ぶりの回顧展らしい。 この期間が日本での位置付けを物語るようね。 ドガの「踊りの稽古場」を目にした時カサットが彼に憧れた理由がわかる。 バレリーナの目標を持つ姿が構図と色に感じられるからよ。
1890年代が一番かな。 「夏の日」「果実をとろうとする子供」「家族」「母の愛撫」の頃よ。 この時期のドライポイントもいいわね。 それとアメリカの光と風のある作品に時々出会えるのが楽しい。 精神の強さもある。 「私は自立している、一人で生きていくことができる、仕事を愛しているから」。 1900年代になると優しさもみえてくる。 女性としてここまで活動できたのは自身の努力や家庭の裕福さもあるけど、やはりアメリカの黄金時代を背景に感じるわね。
*館サイト、http://cassatt2016.jp/index.html