■久隅守景-親しきものへのまなざし-

■サントリー美術館,2015.10.10-11.29
■初めて聞く画家である。 狩野探幽の弟子だからここまでの展示会ができるのかもしれない。 さすが風景から人物・動植物なんでもある。 墨画はスッキリしている。 無駄な線が無い。 でも馬は上手いとは思えない。 大きな動物は苦手なのでは? 「鷹狩図屏風」を見ていたら鴨鍋を食べたくなってしまった。 娘雪信の作品もあったが父より劣る。 風景より人物の方が巧い。 息子彦十郎も悪くはない。
狩野派の裾野から江戸の農村風景を眺めたような気分である。 安定し始めた時代の雰囲気が漂っている。
*館サイト、http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2015_5/?fromid=topmv