■着想のマエストロ乾山見参!

■サントリー美術館、2015.5.27-7.20
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2015_3/
■乾山が光琳の弟だとは知りませんでした。 どちらも隠者のようですが、弟は今で言えば金持ニートの文化オタクですかね? ある意味最強です。 作品を見ても当時のハイレベルな中国文化の匂いや生活の質の良さは感じられます。 しかし決定的な何かを持っていません。 彼は現実との接点がわからない人だとおもいます。 これで芸術的感動がやって来ない。 蓋物の外と内を変えただけで凄いとは思いません。 異世界が出現するかどうかはベツモノです。 彼の懐石具は料理を迷わせてしまうでしょう。 しかし「着想のマエストロ」に誤りはありません。 彼はある意味最強ですから。