■法隆寺-祈りとかたち-  ■バルテュス展

■東京芸術大学大学美術館,2014.4.26-6.22
東日本大震災復興祈念の開催よ。 聖徳太子をとても意識する展示になっているの。 太子像は10点くらいあったかしら? 中でも「二歳像」が一番可愛かったわ。
「金堂壁画模写」も10枚くらい展示されていたけどどれも素晴らしかった。 こんなに近くから見たのは初めてだもん。 圧倒されたわ。 国宝は「毘沙門天立像」と「吉祥天立像」の二点。 夫婦だったのね。 それでどこか日常的な表情を持っているのね。
会場は2階に分かれていて厄介だけど、立像間に距離があるからいろいろな角度からみることができるの。 この美術館は立像の見せ方が上手い! 「興福寺仏頭展の立像群も良かったのを覚えているわ。 ・・さて次は待望のキトラ古墳壁画よ。
■バルテュス
■東京都美術館,2014.4.19-6.22
なんとキトラは2時間待ち。 30分くらいなら並んでもいいと思っていたけど諦めるしかない。 残念ね。 玄武や白虎に会いたかったのに。 急遽変更して近くのバルテュス展へ!
少女画もいいけど風景画も最高ね。 ザラザラした表面の、光を閉じ込めたような質感は素晴らしいわ。 スキャンダラスな絵を描いた始まりは貧乏から抜け出したい為だったのね。
今回は節子夫人の協力があったからこれだけの作品を集められたのね。 アトリエや和服姿のバルテュスも見ることができて楽しかったわ。
帰りに絵葉書を1枚買ったの。 何だとおもう? 「おやつの時間」よ。 絵のなかの少女は食卓の中央を見つめているけど、そこには何も無いの。 でも何か置いてあったような跡があるから、少女はそれを思い出しているのよ。