■ターナー展  ■京都

東京都美術館,2013.10.8-12.18
油彩画は「崇高」さが弱まるわね。 表面がゴツゴツしていて伸びやかさがないから率直に崇高に辿りつけない。 逆に彼の黄土と空色をたっぷり味わうことができるの。 まさにカレーマニア!
ターナーの出世欲や英国海軍と愛国心、色彩実験、そしてイタリア特に三度のヴェネツィア旅行など彼の人生の歩みを初めて知ることができたわ。 ターナーの隠れていた一面も見られて充実感は100%よ。 感動は60%ね。
京都
東京国立博物館,2013.10.8-12.1
「京都」だけ? 漠然としてるけど、でも裏切らなかったわよ。 「興福寺の時もそう。 寄り道でもさすが上野ね。 「洛中洛外図屏風」「京都御所障壁画」「龍安寺襖絵」「二条城黒書院の松桜・大広間の松鷹」。 絞り込んでいるから集中できるの。
「洛中洛外図」の詳細は本などでみるのが一番ね。 7点の中では2728人も描いている船木本かな? でも今回は狩野派の総力が場内を圧倒しているわ。 特に気に入ったのが二条城。 「京都でもみることができない京都」は嘘じゃなかった。
ところで龍安寺の石庭の4K映像はたいしたこと無かった。 それは対象がいつもどこでも目にするす自然だから。 前回のミケランジェロのようでなくちゃだめね。
*展示会サイト、http://www.ntv.co.jp/kyoto2013/