■スタジオ・アッズーロ展  ■日活創立100年記念資料展  ■濱谷浩写真展  ■中村正義の<顔>展

■川崎市市民ミュージアム、2012.9.22-11.4
人とのインターフェースを持った映像作品が数点展示されています。 映像進歩が激しい中、残念ながら古く感じる作品ばかりです。 解説も最小限にして実際に触ってくれという企画のようです。 できれば上海万博など最新の作品が観たかったですね。
でもこれ以上突っ込むと費用等で問題がでるのでしょう。 ICCや写美館などからみると落ちますがしょうがないですね。
日活創立100年記念資料展、2012.8.4-11.4
予告編をまとめて上映していたビデオが面白かったです。 1950年末から70年にかけての映画の予告編です。 「紅の翼」や「嵐を呼ぶ友情」、「アラブの嵐」・・から「あばれ丁半」「女の警察」「殴り込み」・・まで正月封切り映画が中心です。
当時のスターは石原裕次郎と浅丘ルリ子がダントツですね。 他に二谷英明や吉永小百合などです。 以前「日活向島と新派映画の時代展」(*1)を観ましたが、この資料展をみると日活の大衆路線、特に任侠物へ変遷したのがよくわかります。
濱谷浩写真展、2012.8.4-11.4
「こども風土記」「地の貌」「アメリカン アメリカ」の3シリーズの作品がブッキラボウに展示されています。 作品の多くは時代の風景をそのまま静かに切り取ったような感じがします。 風景や人物も何故か音がしないのが特徴ですね。
300枚近くもあるので濱谷の世界にどっぷり浸かれます。
中村正義の<顔>展
中村正義を初めて知りました。 しかしどこかでみたような絵も数枚あります。 代表作の顔シリーズの展示です。 この川崎に彼の住居を改築した美術館があるそうです。
雑誌「20世紀」の表紙を飾った福田赳夫・大平正芳・三島由紀夫・戸川昌子・杉村春子はその人らしくみえます。 他は誰とも言えないほど漫画的・怪獣的で、面白さのあるそしてピエロを感じさせる絵になっています。 好みはわかれるでしょう。
来春公開される映画「父をめぐる旅」のダイジェストをビデオで上映していました。 娘が父中村正義の足跡をたどる映画のようです。