■日本ファッションの未来性

東京都現代美術館、2012.7.28-10.8
平面性をテーマの一つにしているのは分かるけど、全体の展示も平面的になってしまい印象が弱いわね。 ビデオは三宅一生、川久保玲、山本耀司に焦点を当てていてちょっと古臭いし、「日常にひそむ物語」も未来性が感じられない。
テーマからみて内容がついていかなかったということ。 会場が広いからもっとデパートのバーゲンセールのように現物をたくさん投入したらどう? 特に若手の作品をね。 これで「日常にひそむ物語」をあからさまにできるから未来の物語が見えてくるわ。
三宅一生はデザインサイトでよく会うから近況がわかるけど他の古株は良く見えない。 展示会で若手が生き生きとしていたのは一年前の「感じる服考える服」(*1)かな。 今回の展示会はこの一番大事な新鮮さが無かったのよ。