■スタジオ・ムンバイ

■ギャラリー間,2012.7.12-9.22
■木材や土壁の破片、壁には写真がぎっしり飾ってあり足の踏み場も無い。 黒ずんだ焦茶色が会場を包み込んでいてまるでインドにいるようだ。 作品の多くはコルビュジエを想起する。 そして木材の組み合わせは校倉造りに似ている。
高温高湿なら校倉造りは合うかもしれない。 豪雨の写真が1枚あったが、しかしこのような湿気だと木が腐るのは速そうである。 土壁やレンガの比重を増やしたほうが長持ちするかもしれない。
この館の2階に本屋がある。 はたして参考本の一つに「コルビュジエのインド」が置いてあった。 立ち読みすると彼は64歳になってから23回もインドに行っている。 スタジオ・ムンバイへの影響も大きいはずである。
会場にあった10台前後のビデオのすべてが建物の周辺や住民を撮影している。 このような環境や文化の重視とコルビュジエ+校倉造りの関係がよく見えない。 スタジオの作品が住民の支持を得ているのか?は不明である。
*館サイト、http://www.toto.co.jp/gallerma/ex120712/index.htm