■ノスタルジックな道-ルート66-

■キャノンギャラリーS
http://cweb.canon.jp/gallery/archive/sakurai-route66/index.html
■あの格好いいルート66の道路標識がなければどこの道だかわからない。 中西部のどこにでもある風景だ。 いつもはジックリとディテールを舐めるのだが今回は作品に近寄る気になれない。 奥に何かあるような写真には見えないから。
ウェスタン・スピリットを感じるのは老カーボーイ達が酒場で世間話をしている何枚かの作品だ。 他は、ルートがより南に外れるが、ヴェンダースの「パリ、テキサス」の世界に近い。
無害な「イージーライダー」だけが走っている。 「怒りの葡萄」のマザー・ロードはもはや写真では撮れないほど洗い流されてしまったようだ。 ひょっとして昔からそんな道は無かったのかもしれない。 ともかく標識だけは格好いい。