■ゴヤ、光と影

■国立西洋美術館
http://www.goya2011.com/
■室内画の人物は性格まで読み取れるけど、室外の人物は愛や喜びや憎しみをそのまま当てはめた普遍的な顔しかしていない。「日傘」「洗濯女」などの山々や木々の風景は他画家の借り物にみえるわ。 これが人物に影響して人形のようになってしまったのかしら? ゴヤは自然や自然の中の人間に無関心なのよ、きっと。
「光と影」が副題だけど光は不安な重たさが有り影は具体すぎる感じね。 でも気に入った絵は「日傘」よ。 SF的な風や光や空気を感じるの。 人形のような顔はP・K・ディックの小説にでてくる人造人間ね。 もちろん「着衣のマハ」もいいけど。
素描・版画が多いと疲れる。 「法然と親鸞」を観たあとに寄ったから尚更ね。 どちらも優に2時間半はかかってしまった。 でも疲れの真の理由はこの展示会も宗教の影響が強いためよ。 キリスト教も法然のように簡潔明瞭にしてほしいわ。
14 :名無しさん@お宝いっぱい。:2011/11/05(土) 05:06:38.77 ID:5fm2mFRs0