■DOMANI・明日展

■国立新美術館,2010.12.11-11.1.23
■文化庁主催在外研修制度の成果発表で12名の作品が紹介されている。 既に遊学した人は900名を越えているらしい。 良い制度だとおもう。
しかし会場内をみると向こうからやって来るのを待っているかのような消極的な感じの作品が多い。 縮こまっている現代日本を象徴しているような内容だ。 
遊学から年数がたっても展示会で紹介すると書いてあったが、これは成果発表の意味から外れてしまうのではないか?  このような「遡及」は役人が好むところだが、社会では「決算」で動くことを忘れないでほしい。 
期間内で成果があった人だけを厳しく選別して展示してもらいたい。 これも芸術家への愛のムチである。
*館サイト、http://www.nact.jp/exhibition_special/2010/domani2010/